■2005年04月08日(金)12:30
今年初の花見
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| 昨日は、午前中は曇っていたので、午後まで洗濯やら片づけやらをして、陽の射してきた午後からカメラを片手に出発した。
京王橋本駅から急行本八幡行きに乗り、目指すは皇居外苑、千鳥ヶ淵。 うつらうつらとなりながら乗ること40数分。目的地の九段下駅は急行が止まらないので、ひとつ前、四谷駅で一旦下車。 各駅停車を待っても良かったのだが、沿線の桜も綺麗だった事を思い出し改札を出た。 30円損をする。
地下鉄の階段を上る時、ふと見上げると、既に染井吉野が淡く白く咲き乱れ五分咲きの開花情報は嘘ではないかといぶかしむ。
初夏を思わせるような太陽と、時折吹き付ける春風に舞い散る桜花の下、眼下にオレンジの電車、場所取り新入社員に大学生等々を見ながら、桜を撮りつつ飯田橋まで歩き、再び市ヶ谷へ。
今回の目標は、先日買ったクローズアップレンズを使って、桜花の接写をする事と、絞りとシャッター速度を自分で調節して撮影する事、以上2点だった。
接写に関しては、ピントの調整に難渋するも何とかカンを掴めた気がする。 しかし、絞りとシャッター速度の調整は・・・ ファインダーに出ている情報を処理し切れませんでした。 取扱説明書を持って行けばよかったとひとしきり後悔。 もっとも、持って行っても恥ずかしくて出せない自分に一票。
その後、靖国通りを抜けて初靖国神社詣り(?)。 入り口(たぶん裏口)に「通り抜けする時は祭神に一礼」だとか書いてあるのを見つける。 とはいっても、基本的に一人の時は賽銭を入れないし、手も合わせない主義なので、淡々と、練兵官跡の碑、鳥居、拝殿、桜、遊就館で零戦を撮るだけ。 能舞台では、夕方から夜桜能が奉納されるらしく沢山の椅子が並べられていた。 貼ってあるポスターを見ると、出演者に安部清明(劇場版)。 話のネタに見ていこうかと思ったけれど、いかんせん一人で見るのも味気ないので、今回は見送ることにした。ちなみに席料は3000円から1万円ちょっと位(詳細は覚えていない)。 「あら、萬ちゃんが出るのね。」と話すおばちゃん達の声を背中に聞きつつ、靖国神社を後にした。
神社の前の広場では、沢山の屋台が花見客を待って舌なめずりをしていた。 さすがに朝から何も食べていなかったので、遅めの昼食をとる。 午後五時。 量に惑わされ大盛り焼きそば(500円也)を購入。 予想通りの・・・ しかし、腹は膨れる。 途中で、高菜のおやきを購入し、食みながら、いよいよ本命千鳥ヶ淵へ歩みを進める。
圧巻。
先ほどの市ヶ谷の沿線も綺麗ではあったが、密度が違う。 緑道は、桜色と、黒い頭の洪水だった。 あれは都心に住んでいるならば、一度は見ることをお勧めしたい。 宴会は出来ないけど。
さて、写真。 めぼしいところには、たいてい先客のアマチュア(?)カメラマンが、カメラの砲列をしいていて、そこに目をつけた自分のセンスに安心するも、同じ構図を選んだことに恥ずかしさを若干覚える。(同じ構図でも、違う写真、いい写真は撮れるんだから恥ずかしいというのは、あれではあるが。) 時間的にも、だいぶ陽が落ち始めていて、桜があまり綺麗には写らない。 6時を過ぎるとライトアップされるようなのだが、それまで居るには、体力が持たない。 先にここに来るべきだったと後悔一塩。 泣く泣く半蔵門線に乗り、帰宅の途についた。
家に帰って、撮った写真をPCに移して確認。 写真の難しさを改めて痛感する。 機能に制限のある方が、使いやすいなぁと、嘆息。 | | |